2008年2月25日月曜日

Common Beat

ずぶの素人の友人がミュージカルに挑戦するというので、久しぶりに劇場に行ってきました。
「有志100人で100日かけてミュージカルを完成させる」という企画モノ的なキャッチフレーズだけど、彼らは期間中、真剣に自己や他己に向き合って表現の難しさを学んでいくのです。ワークショップ型ミュージカルとでもいうのでしょうか。名前はCommon Beatといいます。ほとんどの出演者が素人というだけあって、理解するのが少し難しいところもありましたが、彼らの情熱はすばらしいと思います。ニヒルな評価「あつ苦しい」とか「痛い」というのは世の中もう通用しないのではないでしょうか。
僕はこういうパワーをもっと感じていたいと思います。

何故だかこの公演中、家に引きこもり気味の従弟のことを考えてました。彼にもこんな人たちがいることを見せてやりたいなぁと。

それとはリンクしませんが、日テレで深夜に放送していた「おるすばんハウス」という助け合い事業を展開している徳島県の福祉施設の特集。
(HP:http://www.geocities.jp/akanenowa/index.html
福祉施設というよりはお家に託児所や老人のデイケアやらを専門のスタッフを集めて行うところ。このドキュメンタリーを見ると、まだまだ難しいことは明らかですが、老人が仕事で忙しい親に代わって子ども達の面倒を見るというのは日本の将来像だと思っています。(この番組の趣旨とは違います)
このような施設はお互いを助け合うという意味で理想的なのではないでしょうか。こんなこと書くと社会的に弱い立場の人たちを自活するようひとまとめにしてるだけじゃないか、と思われる方もいるかもしれません。確かに僕らの世代はバリバリ働くと同時にこの人たちをハード面で支えていくことが必要です。老人といっても介護が必要な人はたくさんいます。だけど、おじいちゃん・おばあちゃんが子ども達と過ごすというのはお互いに良いことだと思います。

僕はこういう関係が(将来の)家庭に作り出せればなぁと思ってます。