2008年9月9日火曜日

首相辞任

福田首相の辞任にあたり、村上龍がRVRでコメントをしています。
まったく彼の言うとおりです。できることなら総理大臣だけでなく政治家そのものを辞めてもらいたい。彼のような政治家にボクらの税金が給料として払われ続けるのがくやしいですね。首相になった折、きっと退職金もたくさんもらうのでしょう。

それとは逆に野球日本代表の星野監督へのバッシングはいき過ぎだと思います。確かに口が先に立つところはありましたが、采配が変わったところであれ以上の結果が望めたのか疑問です。そもそも日本野球のレベルはそんなにすごいのか怪しいところです。前回のWBCも敗者復活戦の末、うまい具合に勝ち進んで優勝。アテネ五輪では確か3位だったはず。うまくいかなかったことを指導者のせいにするのは簡単ですが、他の人たちに評価が行き渡らないようではこの失敗から得られるものが半減してしまうのでは。

闇の子供たち」という小説を読みました。とても暗い物語です。その背景が自分が住む現実とはあまりにもかけ離れたものだったので、最初はなかなか実感として捉えることができませんでした。だけど巻末の「解説」を読んでストンと落ちてきました。僕らの豊かな生活はたくさんの貧しい人の上に成り立っていて、実は目を覆いたくなるような事実に加担しているのかもしれません。自分という存在を突き詰めて考えると、本当に重要なことだと思います。